★★ 最初に見つけたのは、6月20日です。 エゾヨツメの幼虫や、ナナフシモドキの餌のために、 取って来たアベマキの葉に紛れ込んでいました。 写真だけ撮って、いずれ名前が分かるだろう・・・と思っていました。 ●6月20日です。 始めて見る、10mm位の真っ黒い幼虫です。 お尻の先に、細いアンテナがありますが、スズメガではなさそうです。 ●6月26日です。 お腹の真ん中、腹脚の部分が白く、頭部はブツブツがあり 綺麗とは思えない姿に変身をしていました。 ●6月30日です。 昼過ぎに見たら、頭胸部とお腹の中程がまだ 淡い白茶色で、脱皮直後のようでした。 その後調べたら、真っ黒い時は「ウスイロカギバ」の幼虫とそっくりです。 このように白黒模様に、変身したためビックリしました。 更に、同じ仲間のカギバガの幼虫を調べたら、 何度も記事にしている 「 スカシカギバ 」 の幼虫と判明しました。 ●頭部を見ると、瀬戸物のような艶があり、動物の顔のようにも見えます。 ●7月3日です。 今日見ると、真っ黒に真っ白の模様も落ち着いていました。 所在を確認するために、サツマヒメカマキリと一緒に入れています。 ●7月4日です。 今日はいつもの行動とは、違って、餌のアベマキの葉や イチゴツリーの葉、手乗りにも、あちこちへ動き回って 落ち着きがありません。 丁度 30mm位に成長していました。 ●ガラスの上を這わせて見ました。 お腹の白い部分は、腹脚で5対あり、10本の脚、 葉や枝から落ちないように、吸いついて歩きます。 ●5時過ぎです。 やはり、落ち着きがなかったのは、蛹になるために 安全な場所を探していたのです。 既に葉を手繰り寄せて、繭作りに夢中でした。 ●羽化して出てくる側を広くして、紡いでいました。 ●18時56分に覗いたら、もう葉の中が見えないように、 閉じていました。 右側が羽化する時の出口です。 ●7月5日です。 今朝 10時前には、少し硬くなっていました。 今年の秋には 2化が羽化するので、楽しみです。 その頃には、トビモンオオエダシャクも 蛹になっていると思います。 ★ 2015/10/07 3回目の記事 スカシカギバ 2化目の成虫です。 2化から生まれた幼虫は、そのまま越冬します。 http://s2014no64.at.webry.info/201510/article_7.html |
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スカシカギバの繭を切り開き、中を覗いて見ました。
●2016/07/07 カギバガ科 カギバガ亜科 蛹の大きさ 18mm位 ●7月4日の 18時56分に、葉を手繰り寄せて、幼虫の姿が 見えなくなってから、今朝11時として、64時間経過したところです。 ...続きを見る |
廿日市市の自然観察(昆虫) 2016/07/07 18:10 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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ちょっと想像できない変貌ぶりですね。 |
メンバラ 2016/07/06 05:20 |
メンバラさんへ |
ツユヒメ 2016/07/06 07:56 |
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